週刊碁7月5日号

週刊碁7月5日号

2021年6月28日発売

特集内容

【第76期本因坊戦七番勝負第5局】

第4局で1勝3敗のカド番に追い込まれた本因坊文裕=井山裕太三冠=、絶体絶命の大ピンチ。だが第5局、会心の一局で最初のカド番をしのぎ、本因坊10連覇の偉業達成に望みをつないだ。本因坊文裕(32)と挑戦者・芝野虎丸王座(21)による第76期本因坊戦七番勝負(毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)第5局が6月21・22日、長野県松本市「松本ホテル花月」で行われ、文裕が白番中押勝ちして対戦成績を2勝3敗とした。第6局は6月29・30日、三重県鳥羽市「戸田家」で行われる。


【第8期会津中央病院女流立葵杯三番勝負第1・2局】

藤沢里菜女流立葵杯が、ライバル・上野愛咲美女流棋聖を下して、節目となる5連覇を達成した。第8期会津中央病院・女流立葵杯三番勝負(主催・日本棋院、後援・毎日新聞社、協賛・一般財団法人温知会、協力・関西棋院、福島民報社、日本棋院福島県支部連合会)が福島県会津若松市『今昔亭』で行われた。6月18日の第1局、19日の第2局ともに、序盤で劣勢に立たされた藤沢が中盤から巻き返して逆転勝利。2連勝でタイトルを防衛して5連覇を達成。名誉称号を獲得した。