週刊碁8月9日号

週刊碁8月9日号

2021年8月 2日発売

特集内容

【新初段シリーズ・竹下凌矢新初段】

令和3年入段組による新初段シリーズがスタートする。トップバッターは夏期入段を決めた〝一番星〟、竹下凌矢初段の登場だ。有望棋士を多数輩出する藤沢一就八段門下期待の16歳が定先(コミなし)で鶴山淳志八段に挑む。今年2月のデビュー戦の相手はレジェンド、林海峰名誉天元。仲邑菫二段とも対戦し、見事勝利した。そして本局では恒例の記念撮影の時、空を見上げるとあのブルーインパルスが…。「持ってる16歳」の今後が楽しみだ。


【第15期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負】

2年ぶりに開催された「第15期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負」(主催・朝日新聞社)。大関稔アマ名人に北芝礼さんが挑戦するシリーズが7月24、25日の両日にわたって、日本棋院東京本院「幽玄」の間にて打たれ、大関アマ名人が2連勝のストレートで初防衛を果たした。「防衛しないと自信をもってアマ名人を名乗れない。1回は防衛したい」という目標を見事果たし、最強アマの地位を守った。敗れた北芝さんも「こんな機会はないので楽しかった」と真剣勝負を堪能した。