【第77期本因坊戦七番勝負第４局】

本因坊文裕（井山裕太四冠）に一力遼棋聖が挑戦する第77期本因坊戦七番勝負の第４局（毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、九州国立博物館共催）が、文裕３連勝の後を受けて６月11、12日の両日、福岡県太宰府市の「九州国立博物館」で行われ、12日午後６時７分、196手までで白番・文裕が中押し勝ちした。各８時間持ちで残りは文裕55分、一力３分。これで文裕は４連勝で防衛を決めるとともに前人未踏の本因坊11連覇を達成した。

【２０２２東洋囲碁世界都市最強リーグ】

日本、韓国、中国の若手棋士達が縁の都市ごとにチームを組んで戦う団体リーグ戦「２０２２東洋囲碁世界都市最強リーグ」が６月12日から開幕した。日本からは平田智也七段、横塚力七段、広瀬優一六段、上野愛咲美四段、酒井佑規三段が東京チームとして参戦。これから毎週１戦、約３ヵ月をかけて８チーム総当たりのダブルリーグ（14ラウンド）をネット対局で戦うことになる。優勝賞金は350万円。注目の第１ラウンドは中国の杭州チーム相手に敗れたものの、特殊なルールが採用されていることもあり大いに盛り上がった。