2022年9月12日発売
- 第47期名人戦七番勝負第2局
- 第41期女流本因坊戦挑戦者決定戦
- 藤田怜央新初段・入段記念対局
- 【お知らせ】e碁/i碁BOOKS書籍販売終了とKindle版配信開始
特集内容
【第47期名人戦七番勝負第2局】
第47期名人戦七番勝負第2局(主催・朝日新聞社)は9月5、6日、三重県鳥羽市の老舗旅館、「戸田家」で行われた。第1局の敗戦をものともせず、挑戦者の芝野虎丸は序盤から大胆な構想を披露。あえて死ににいった右上での捨て石は11子に及んだ。思い切った着手は名人井山裕太の十八番でもある。勝敗は白模様の中でのしのぎに。名人いわく、「二択だと思っていました」。まさに運命の分かれ道。ギリギリの勝負をぜひ鑑賞していただきたい。
【第78期本因坊戦最終予選決勝】
現在11連覇中の本因坊文裕への挑戦権を争う第78期本因坊戦(主催・毎日新聞社他)のリーグ入りを決める最終予選決勝の2局が9月8日に行われた。日本棋院東京本院で行われた鶴山淳志八段―平田智也七段戦は鶴山が制し3期連続のリーグ入り、中部総本部で行われた大竹優六段―藤沢里菜女流本因坊戦は大竹が勝ち初のリーグ入りを決めた。残留組の一力遼棋聖、余正麒八段、許家元十段、芝野虎丸九段の4名と、最終予選を勝ち上がった鶴山、本木克弥八段、富士田明彦七段、大竹による総当たり戦は10月開幕予定。