【第５回夢百合杯世界囲碁オープン戦】

中国碁界の層の厚さをあらためて思い知らされた。日中韓台の４ヵ国・地域の代表、さらに北米・欧州勢を合わせた64名による「第５回夢百合杯世界囲碁オープン戦」の１回戦から３回戦までが、８月３日から６日まで中国・河南省鄭州市で開催された。日本からは一力遼九段、芝野虎丸九段、井山裕太九段をはじめとする11名の精鋭が参加。１回戦こそ一力、芝野、余正麒八段ら６名が勝ち名乗りを上げたものの、２回戦で全員が敗退してしまった。

【第44回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会全国大会】

日本棋院東京本院に最も多くの人が集まり、熱気に包まれるのが、44回を数える「文部科学大臣杯少年少女囲碁大会全国大会」だ。各都道府県代表の１８９名が８月１、２の両日にわたって熱戦を繰り広げた。小学生の部は横手悠生くん（東京・大田区立調布大塚小５年）、中学生の部は深田裕仁さん（埼玉・筑波大学附属中３年）が嬉しい初優勝を飾った。なお、本大会の模様は、10月１日にＮＨＫ・Ｅテレにて放映予定だ。