月刊囲碁未来7月号

月刊囲碁未来7月号

表紙絵:小山真吾
写真:香山由志子
レイアウト:三谷みどり・下田理加

2017年6月 5日発売

  • 趙治勲、史上初の1500勝
  • 本木、初の番碁に登場
  • 第4回グロービス杯
  • みらい博物館

特集内容

連載講座

布石の次にある世界「打ち込みの周辺」桑本晋平七段

これまでは布石の骨格の作り方を詳細に解説してきた桑本七段が、今度は装い新たに、中盤への打ち方を伝授する。中盤戦のなかでも”打ち込み”は決して避けられないテーマ。打ち込みの攻防から中盤戦のキーワードが自ずと見えてくるに違いない。

互先でも置碁でも役立つ「星の攻防」菊池義雄五段

置碁で学んだ知識をもとに、互先布石の進め方を解説する。互先は置石はないが、星打ちの布石ならば、置碁で得たノウハウを応用できる。級位者指導に定評のある菊池五段が無理のないテンポで丁寧に講座を展開する。

中・上級突破への「中盤力(実戦編)」河合将史五段

”中盤戦こそ大きく形勢が左右する局面です”と語るの河合五段。講座の題材はすべて自身の担う教室や指導碁をヒントにしたもの。臨場感たっぷりの解説はとても身近に感じるに違いない。中盤戦上手になるための秘訣が満載されている。

最初に覚える「石の境界線」山田拓自八段

地を作るためには、石の境界線の認識が必要不可欠である。相手が自陣に入り込もうとしてきたときに、それを喰いとめなければ自陣は崩壊しかねない。この自陣を守ることと、石の境界線を理解することはイコールである。本講座では、布石のまだ石数が少ない段階での境界線から、ヨセの仕上げの場面での境界線までくまなく解説する。

カラクリ覚えて倍返し「上手の常套戦術撃退法」金川正明七段

ロングランとなった”サカレ形はなぜ悪い”が終了し、その後継として本講座が誕生。いつも同じような戦術を上手にやられて悔しい思いをしている方は多いはず。本講座ではそんなお悩みを解決する。金川七段が自ら上手の得意戦法を公開し、対抗策を伝授。同じ間違いを減らすことこそ上達スピードを一気に早める秘訣だ。

盤上の価値判断はこうして磨く「大森式 実戦に強くなる 基本法則」大森泰志八段

序盤戦や中盤戦で問われるのは石の方向である。多少石の打つ点がズレていても、大筋の方向があっていれば急に悪くなることはない。本講座では真逆の発想となる正解図と失敗図を照らし合わせて解説。石の方向性がいかに大切であるかが一目瞭然で理解できるようになっている。


連載企画

タクジの雑感「棋士ゆえに」山田拓自八段

名文筆家でもある山田八段。棋士だからこそ書けること、棋士だからこそ伝えたいこと……。棋士の心の奥底にある普段は日の目に見ない本音!? を公開する。

棋譜を使わず碁を学ぶ「囲碁の知識と心」小山鎮男八段

”棋譜を使わず碁の楽しみを多くのファンに伝えたい”――。長年の小山八段のライフワークがコラムで登場。碁盤から離れた碁の魅力が展開される。

nagoya☆amigoの「白黒つける!?」大澤健朗三段

中部地区での活躍が著しい名古屋アミーゴの代表を務める大澤三段。今回のテーマは一刀両断に、いろいろなテーマを”白黒つける”!!

囲碁殿堂に輝いた偉人たち「囲碁を愛した18人の肖像」

現代囲碁界の礎を築いた偉人たちの横顔を紹介。囲碁殿堂に表彰された棋士から財界人まで幅広い偉人がズラリと並ぶ。


人気企画 問題コーナー

基本習得を目指す星定石 小目定石

初級者を対象に、最初に覚える簡単な定石を紹介。星と小目を毎月1型ずつを、暗記ではなく、理解しながら無理のないペースで定石の背景を学ぶ。

基礎トレーニング 初級編 中級編 上級編

初級編、中級編、上級編それぞれに、布石6題、手筋12題、死活12題の計30題が出題されている。とにかくたくさん問題の数を解き、それを繰り返すことが上達には欠かせない大切なポイントだ。さらに中級、上級編には寺山怜四段による終局ヨセ問題が用意されている。

囲碁未来「棋力認定コーナー」

各自の棋力に応じてAコース(初段から5級・10問)、Bコース(6級から9級・10問)、Cコース(10級から15級・10問)いずれかの問題を解いてください。応募したハガキの点数が合格点に達すれば、免状・認定状が申請できます。「目指せ5級」「目指せ初段」、みなさんの目標点数目指して頑張りましょう!


普及コーナー

囲碁未来教室「なごやかレッスン」

「石山囲碁道場」(北海道札幌南支部)遠藤悦史七段
囲碁未来教室の詳細はこちら


情報&リフレッシュコーナー

クロスワードパズル「隠された囲碁グッズは何?」

「プロ碁界情報提示版」

「未来トーキング」