初代中庸・林漢傑八段の中庸戦徹底解説2022(4)―5代中庸・鶴山淳志八段降臨、振り返り編【コラム:品田渓】


 第5回SGW杯中庸戦本戦が10月29日、30日に行われ、鶴山淳志八段が優勝しました。見どころ解説などをしていただいた林漢傑八段に今大会を振り返っていただこうとしたところ5代中庸がやってきて・・・。

(林漢傑八段=林、鶴山淳志八段=鶴、ライター品田渓=品)

  • ) みなさんこんにちは。第5回SGW杯中庸戦で優勝した鶴山淳志です。
  • ) おめでとうございます!
  • ) おめでとう!!さすが!!いやー本当に強かった!!
  • ) 僕は漢傑にお礼を言いたい。コラムを見たら僕の優勝は絶対にないって書いてあったじゃない。そのおかげで優勝できました。
  • ) 今回林先生の予想は本命・志田八段、対抗・松本八段、オススメ・溝上九段でした。そして、皆さん1回戦で敗れました。
  • ) 言わないで〜!!
  • ) 漢傑の予想は全部外れる(笑)。本当に、お陰様です(笑)。
  • ) これはもう認めるしかない。私には予想の才能がない!予想にあげてしまった方々には謝りたい。私のせいで良くない運気が行ってしまった可能性がある。ただ、ただね、これだけは言わせてください。今回のつるさんは本当に強かった。1回戦で秋山九段との半目勝負を制して、2回戦で昨年3位の大垣九段、3回戦で歩さん(鈴木七段)、4回戦で安斎八段。どの碁も素晴らしい内容だった。特に安斎八段との優勝決定戦は大迫力で感動しました。
  • ) ほめ殺しして予想が全部外れたことをうやむやにしようとしてませんか(笑)?
  • ) 噂によると、安斎八段との優勝決定戦が決まった時、林先生は「安斎八段に勢いがあるから優勝は安斎八段」と予想したそうです。
  • ) ほら(笑)。
  • ) いや、だって、安斎くんの3回戦、三村九段との碁は力と力がぶつかり合う大乱戦で、すごい碁だったんだよ。あの碁を制したら勢いに乗ってそのまま行くんじゃないかと。
  • ) これで「つるりん」は二人とも中庸になりましたね。
  • ) 本当に嬉しいです。改めてつるさん、おめでとう!!
  • ) ありがとう。ところで来年ですが、この世界一当たらない予想家、林漢傑はクビにして、ワタクシ5代中庸・鶴山淳志が予想いたします。これは上からの命令です(笑)。
  • ) 返す言葉がありません。
  • ) 僕としてはりんに予想してもらって、その予想を外して予想すればかなり当たると思うんだけど、どうかな。
  • ) いい考えですね!5代中庸・鶴山八段、来年はよろしくお願いいたします(笑)。
  • ) ううっ(泣)
記・品田渓


初代中庸・林漢傑八段と5代中庸・鶴山淳志八段。当たらない予想家、林八段は更迭されて5代中庸が引き継ぐことに