日本、韓国、中国のテレビ棋戦の優勝者と準優勝者で争われる第28回テレビ囲碁アジア選手権が9月2日から4日に東京都千代田区のホテルニューオータニで行われた。
決勝に進んだのは韓国の申眞諝(シン・ジンソ)六段と中国の李欽誠(リ・キンセイ)二段で、10代の組み合わせとなった。結果は、李二段が黒番中押しで勝ち、初優勝となった。17歳での優勝は大会史上最年少記録となる。なお、李二段はこの優勝により九段に昇段する。
日本からは第63回NHK杯優勝の張栩九段と、準優勝の寺山怜四段が出場したが、張は1回戦で李二段に、寺山は1回戦で韓国の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段に敗れた。
第28回テレビ囲碁アジア選手権結果(左側が勝者、△は先番)
9月4日 決勝
△李欽誠二段(中国) 中押し 申眞諝六段(韓国)
9月3日
△李欽誠二段(中国) 7目半 李世乭九段(韓国)
申眞諝六段(韓国) 中押し △朴廷桓九段(韓国)
9月2日
△李欽誠二段(中国) 中押し 張栩九段(日本)
△朴廷桓九段(韓国) 中押し 寺山怜四段(日本)
△申眞諝六段(韓国) 中押し 芈昱廷九段(中国)
出場棋士
【日本】
張栩九段 NHK杯優勝
寺山怜四段 NHK杯準優勝
【韓国】
李世乭九段 前回優勝・KBS杯準優勝
朴廷桓九段 KBS杯優勝
申眞諝六段 KBS杯3位
【中国】
羋昱廷九段 CCTV杯決勝進出
李欽誠二段 CCTV杯決勝進出
第28回テレビ囲碁アジア選手権の放送日時は未定。決まり次第、NHKの囲碁将棋番組のホームページでお知らせします。