関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第5局が12月15日(木)午前9時から徳島県徳島市の「徳島グランヴィリオホテル」で行われた。
結果は282手まで関天元が黒番半目勝ちをおさめ、シリーズ成績を3勝2敗でタイトルを防衛した。
終局時刻は17時34分、持ち時間3時間のうち残り時間は黒1分、白5分だった。
関天元のコメント
「研究不足で途中から知らない展開になってちょっとわからなかったですね。昼食休憩の辺りは自信が無かったです。
黒115で4子とれた辺りは少し得したような気がしました。
下辺はもうちょっとシノギに苦労するかと思いましたが、実戦はそんなに損することなく生きられたのでその辺ははっきり良いかなと思っていました。
黒231と放り込んだ後に計算ができました。ここが抑えられたら複雑でもしかしたら先手で得される手があるかもなと思ってて負けにしててもおかしくないと思いました。(左下は)ずっと最初から読んでてちょっと今はわからないですね。
手ごたえのある瞬間もあったんですけどそれ以上に課題が多いと感じましたが、5局通して収穫の多いシリーズでした。」
伊田九段のコメント
「白48は逆のオシだったかなと一瞬後悔してしまっていたので、まったく判断できてなかったですけどなりゆきで。
(終盤は)どこまでヨセても半目負けなのはわかってたので普段なら投げているんですけど、一応最後なので…。
黒107のキリだけ抜けていたのは自分でも理解できないんですけど、後悔する手が出てしまったのでちょっと残念でした。
久しぶりのタイトル戦、自分なりに楽しめたと思うんですけれども、内容的に自分の弱い部分が出てしまって関さんにうまくやられてしまった碁が多かったので、課題がいっぱい見つかったシリーズだと思います。」
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関 航太郎天元 | 伊田篤史九段 |
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第5局が12月15日(木)午前9時から徳島県徳島市の「徳島グランヴィリオホテル」で行われる。
対局の進行は、当サイトや日本棋院のネット対局「幽玄の間」およびYouTubeの日本棋院囲碁チャンネルで観戦できる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第4局が12月1日(木)午前9時から兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行われた。
結果は192手までで関天元が白番中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を2勝2敗のタイとした。
終局時刻は16時47分、持ち時間3時間のうち残り時間は黒1分、白3分だった。
関天元のコメント
「右下は一力さんがこのように打っていた印象があったので盗みました。出来上がりは天元が結構いいところにいるし難しいと思いました。
左辺は軽率でした、白134で135にコスミぐらい打ってれば残りそうだったんですけど、実戦が思ったより厳しくて一瞬わからなかったです。
白154からのコウは黒も抜かれた時ひどいしソバコウも何個かあったので行けるかなと思いました。コウを解消した辺りはいけるかなと思いました。
第3局は不本意な内容で負けてしまったので、今日のように集中して打てればいいかなと思います。」
伊田九段のコメント
「右下はこの定石なら天元にある意味があるのでしょうがないかなと。
白154からのコウじゃダメなのはわかっていたんですけど、左辺の2目を捨ててフリカワリの図もそんなに自信が無かったので仕方ない。成り行きで進んでただけですね。
特別ひどい手を打ったていう自覚は今のところ無いですし、切り替えて再来週臨めればと思います。」
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関 航太郎天元 | 伊田篤史九段 |
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第4局が12月1日(木)午前9時から兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で行われる。
対局の進行は、当サイトや日本棋院のネット対局「幽玄の間」およびYouTubeの日本棋院囲碁チャンネルで観戦できる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第3局が11月14日(月)午前9時から福岡県久留米市の「ホテルマリターレ創世 久留米」で行われた。
結果は202手までで伊田九段が白番中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績を2勝1敗とした。
終局時刻は16時57分、持ち時間3時間のうち残り時間は両者ともに1分だった。
伊田九段のコメント
―序盤は白16の網走スベリがあった。白38までの分かれについて
「まだまだ長い碁になるかなと思っていた。」
―白78のツケコシを決断したのは
「受ける手がなかった。どうなるかはっきりわかってなかったが、そこに打って負けたらしょうがないという感じ。
白128にまわって、(上辺の)四子を逃げる手がなければ、地合いは良さそう。
形勢は常にわからなかったけれど、打ちたい手を打てていた。次もそのようにできたらと思う。」
関天元のコメント
「(序盤の右上の攻防は)出来上がりはなんとなく悪くない感じはしていた。
(黒59の)ヌキは(白62の)ノビを本線で考えていたが、実戦で手厚いような気がしていて判断できなかった。
中盤から後退気味になって、その辺が反省点。ただまずかったなという手が今のところ見つからない。しかたないかなと思う。
次局に向けてしっかり準備して頑張りたい。」
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関 航太郎天元 | 伊田篤史九段 |
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第3局が11月14日(月)午前9時から福岡県久留米市の「ホテルマリターレ創世 久留米」で行われる。
対局の進行は、当サイトや日本棋院のネット対局「幽玄の間」およびYouTubeの日本棋院囲碁チャンネルで観戦できる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第2局が10月18日(火)午前9時から北海道札幌市の「京王プラザホテル札幌」で行われた。
結果は293手までで伊田九段が黒番1目半勝ちをおさめ、シリーズ成績を1勝1敗とした。
終局時刻は17時51分、持ち時間3時間のうち残り時間は両者ともに1分だった。
伊田九段のコメント
「(右上三々に入ってからは)あまり良くなかった。(白22を)わかってはいたが良い手が見えなかった。攻めれる展開にはなったので駄目なりには先は長いのかなと思った。
(白168と)二眼の生きにさせたところは、白に相当損をさせたが、まだ届いてないなという感覚。(黒175のツケから)細かくなり、ヨセの終盤に入りやっと計算がたった。
前局もそうだったが、序盤から悪くしていて、この碁は運だけで拾ったようなもの。反省は多いけれどまだ続くので切り替えたい。」
関天元のコメント
「序盤は打ちやすかった。(白102とシマったあたりは)うん・・・まあ、よかった。その前から乱れてて、ひどすぎましたね。見えてないことが多くていくつか錯覚があった。
逆転されてもおかしくない損をしてるなと思った。簡単なミスがいくつかでてしまって残念。今局はとにかく錯覚が多いので、その辺を修正して、次は頑張りたいと思う。」
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関 航太郎天元 | 伊田篤史九段 |
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第2局が10月18日(火)午前9時から北海道札幌市の「京王プラザホテル札幌」で行われる。
対局の進行は、当サイトや日本棋院のネット対局「幽玄の間」およびYouTubeの日本棋院囲碁チャンネルで観戦できる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第1局が10月3日(月)午前9時から三重県伊勢市の「伊勢かぐらばリゾート 千の杜」で行われた。
結果は199手までで関航太郎天元が黒番中押し勝ちをおさめ先勝した。
終局時刻は16時50分、持ち時間3時間のうち残り時間は黒番の関航太郎が2分、白番の伊田が1分だった。
関天元のコメント
「(白に天元を打たれて)予想してなかったけれど、すぐに戦いになり難しくなっていった
形勢判断がわからず打つ手を迷った。あまり思ったように打てなかったのが正直なところ
今日は良い内容ではなかったかもしれないが、大事な一局目を勝てたので、次までに準備して頑張りたい」
伊田九段のコメント
「(白番の初手天元は準備していたのか?)手番は関係はなかった
感触的にはどこかで良かったかもしれないけれど、わからない
判断というところで不足していたが、自分の中で後悔するような手はなかったので、また二局目へ切り替えたい
1ヶ月以上空きますしその間に他のタイトル戦も非常に大きい対局も残ってるので切り替えてやっていきたいと思います。」
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関 航太郎天元 | 伊田篤史九段 |
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞三社連合】の第1局が10月3日(月)午前9時から三重県伊勢市の「伊勢かぐらばリゾート 千の杜」で行われる。
五番勝負の見どころを特集ページに、両対局者の意気込みを対局者プロフィールページに掲載している。
対局の進行は、当サイトや日本棋院のネット対局「幽玄の間」およびYouTubeの日本棋院囲碁チャンネルで観戦できる。
関航太郎天元への挑戦者を決める第48期天元戦挑戦者決定戦一力遼棋聖対伊田篤史九段戦が8月4日(木)に東京都千代田区の日本棋院東京本院で行われた。
結果は140手までで白番の伊田が中押し勝ちをおさめ挑戦権を獲得した。
伊田は天元戦挑戦手合初出場、2015年の第53期十段以来、2つ目の七大タイトル獲得を目指す。
終局時刻は16時20分、持ち時間3時間のうち残り時間は黒番の一力が1分、白番の伊田が3分だった。
関航太郎天元に伊田篤史九段が挑戦する第48期天元戦挑戦手合五番勝負は、10月3日(月)に「伊勢かぐらばリゾート千の杜」で開幕する。
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関航太郎天元への挑戦者を決める第48期天元戦挑戦者決定戦が8月4日(木)に行われる。
挑戦者決定戦に進出したのは一力遼棋聖と伊田篤史九段。
対局は4日の午前10時より日本棋院東京本院で行われる。
持ち時間は3時間で同日夕刻に決着の見込み。
この対局の棋譜生中継を当サイトおよび日本棋院のネット対局「幽玄の間」で、また映像配信をYouTubeの日本棋院囲碁チャンネルで視聴できる。