盤面の呼び方
これが正式な碁盤で、19路盤(19ろばん)といいます。
たて19本、よこ19本の線があり、交差する点は361点です。
昔、中国で易の暦(こよみ)に使われたのではないかともいわれています。
盤面には黒丸があり、星(ほし)といいます。
9個の星のうち、中央の星を「天元(てんげん)」と呼んでいます。
各星の付近を「隅(スミ)」、「辺(ヘン)」、「中央(ちゅうおう)」といいます。
「右上隅」といったら向かって一番上右のスミのことです。
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碁石の置き方
オセロや将棋と違って、マスの中には置きません。
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囲碁では、石を置くことを「打つ」といいます。(将棋は「指す」と言います) 3.一度石を置いたら、動かさない。
動かしたら、君の負けになりますよ!
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いろいろな碁盤
9路盤(きゅうろばん)
たてに9本、よこに9本の線(せん)がある碁盤(ごばん)を9路盤といいます。
入門では、9路盤をつかいます。
13路盤(じゅうさんろばん)
たて13本、よこ13本の線がある碁盤です。
これは13路盤といいます。
初級向けで使用します。
15路盤(じゅうごろばん)
たて15本、よこ15本の線がある碁盤です。
海外の初級向けでよく使用されています。
19路盤(じゅうきゅうろばん)
これが正式な碁盤です。
たて19本、よこ19本の線がある。19路盤といいます。
中級以上は、この碁盤をつかいます。
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碁石・碁笥
囲碁は碁盤(ごばん)の他に、碁石(ごいし)、碁笥(ごけ)の用具を使います。
碁石
碁石と呼びますが、白は貝から黒は石から作られています(プラスチックやガラス製もあります)。
碁笥
碁石を収納する器で、上蓋(ウワブタ)は対局中、相手の取り上げた石を入れます。
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対局時計
囲碁大会などで持ち時間が制限される場合、対局時計を使用します。
1台に二つの時計があって、対局者各々の持ち時間を表示します。自分側のボタンを押すと自分の時計が止まり、相手側の時計が動き出すようになっています。
秒読み、ブザー音、音声などの機能がついた時計もあり、また欧米や世界アマチュア囲碁大会などで採用されている「カナダ方式」の時計もあります。
(カナダ方式とは秒読み式と異なり、一定時間内に決められた手数を打つ方式。例えば10分以内に15手打てば、さらに10分あたえられ、それをくり返す)
対局時計を置く位置
対局時計は、お互いの対局者が見やすい碁盤の横に置きます。
日本棋院では、白を持った人が時計を左右どちらに置くか決める方法をアマチュア大会などで採用しています。
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